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文筆家/エッセイスト伊藤亜和が綴る文章と祖父伊藤明夫撮影の写真で構成された写真集。
写真展「聖なる君を置き去りにして。」(@TUNESTAY KYOTO:2024年4月18日〜6月16日)開催を記念して刊行されました。
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総ページ数:36P
掲載写真:35点
文章/詩:6篇
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伊藤亜和メッセージ:
祖父がいつから写真を撮り始めたのか、孫である私はよく知りません。
物心ついたときから、家には祖父が撮った写真が飾られていました。それは私にとって当たり前のことで、これまで私はとくに深く考えることもなく、その中で過ごしてきたように思います。
祖父はあまり自分のことを話す人ではありません。祖父がなぜ度々山に踏み入りシャッターを切るのか、ひとつ屋根の下で暮らしている今日でさえ、私は知りません。もしかしたら、祖父自身もよく解っていないのかもしれません。私はそんな祖父の静謐さを埋めるようにして、言葉によって何かを伝える生き方を選びました。私に写真を撮ることはできないし、祖父もまた、なにかを語ることはできないのです。
この展示では、私が私なりに獲得してきた言葉によって、孫ゆえに許される身勝手さで、祖父の写真に言葉を添えました。祖父は祖父にとって聖なる存在である私を置き去りにして旅をし、聖なる領域から生活に帰還する。そして私も、語られない祖父の解釈を置き去りに、聖なる写真に言葉を上書きする。祖父は「好きにしなさい」と、ぶっきらぼうに言いました。
さて、一緒にジジを探しに行きましょう。
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